成長ホルモンによる小人症の治療

小人症(低身長症)の治療の中でも、最も有名な治療法が、「成長ホルモン」を用いたホルモン療法です。成長ホルモン療法は、下垂体性小人症(成長ホルモン分泌不全性低身長症)のほか、染色体の異常である「ターナー症候群」や「プラダー・ウィリー症候群」、骨の異常である「軟骨異栄養症(軟骨無形成症および軟骨低形成症)」、「慢性腎不全による低身長症」、出生時から身長が低く2~3歳になっても平均的な身長に追いつかない「SGA性低身長症」に有効とされています。

どのように治療が行われるかというと、成長ホルモンを皮下注射によって体内に投与します。注射は毎日または2日に1回、就寝前に自己注射します。最初にきちんと医師の指導があり、また安全かつ正確に注射するための器具も開発されているので、自分でも簡単に注射ができます。

成長ホルモン注射は大変高額で、通常であればひと月に30~40万円という費用がかかりますが、医学的な小人症(低身長症)の定義に該当する場合には健康保険が適用されます。また、一定の条件をクリアすれば、公的な治療費の助成を受けられる場合もあります。しかし、助成の条件が厳しいことと、治療をして一定の身長(男子156.4センチ、女子145.4センチ)に到達すると打ち切りになってしまうので、金銭的な不安はどうしても付き物です。

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